シーアイランドコットンのDNAを100%受け継いだ奇跡の綿花

アメリカンシーアイランドコットン

シーアイランドコットン(海島綿)とは英国王室御用達として知られ、長きに渡り門外不出であり「繊維の宝石」と呼ばれてきました。

16世紀のエリザベス1世やウィンザー公、さらには007の原作ではジェームズ・ボンドも愛用しているということからも、一流の人々をひきつけてきた歴史が伺われます。

全コットンの1.7%がいわゆる高級綿と言われている超長綿に属しますが、海島綿はさらにそのうちの0.01%。まさに繊維の王様です。

繊維長が世界のコットンで一番長く、油脂の含有量もトップ。また繊維が細く光沢もあることが特徴です。

 

そのシーアイランドコットンの名前の由来はアメリカのシーアイランド地方。しかしアメリカでは1920年ごろに害虫のダメージを受けて、シーアイランドコットンの栽培は途絶えてしまいます。

それから約100年。ニューメキシコ州立大学の試験農場で13年の月日を費やし、ついに2017年に米国産海島綿が復活しました。

カリブを凌ぐ日照時間と寒暖差があり、まさに良質な綿花の栽培に適した気象条件と土壌になっています。また綿花の収穫時期には霜がおり、シーアイランドコットンでありながら機械による収穫が可能になりました。これらの気候状況によって、海島綿の特徴を備えつつ強靭なファイバーと高い生産性を併せ持つのがアメリカンシーアイランドコットン。

Haut tricotの”奇跡の綿花”シリーズでは、このアメリカンシーアイランドコットンを100%使用しています。